障害者手帳所持者 (身体疾患)

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現時点での「観光アピール」は上策ではない

更新しました。

「無症状の人は我都道府県に来てね」

何を言っているんだ貴方は。
目を疑った。
そのニュアンスは、一時的にトレンドに上がる程の話になっていた。

「観光してほしい」と思うが、「呑気に観光してほしい」とは言えない重大局面のはずだ。

しかも、観光アピールを"都民"に絞っている。
どの県かは調べてみればわかることだから断言しないが、明らかに《軽挙》な失策と言える。

卒業旅行でその都道府県を選ぶことも偶然ある。

今は【偶然】に任せる必要がある。

無症状とはいえ、【無症状病原体保有者】もまだいるかもしれない。
「移動の抑制」こそが今やるべきことだ。それは無症状でも病気がなくても変わらない。

都道府県としては偶然旅行先を選んでくれたことに感謝しても、観光アピールを積極的に進める段階ではない。

今観光アピールをしないと赤字になる。
それはわかる。

しかし、感染者数にカウントされるのはどの都道府県も可能な限り、避けたい。
旅行には色々な理由がある。
緊急事態宣言の前に旅行に行きたい都民もいるが、旅行を諦めて引きこもる勇気も大事だ。

《まだ都道府県に感染者は少ない》をアピール材料にするのは止めよう。
「県にウイルス保持者を出す」ということになれば、次の行政は難しいものとなる。

調べても調べてもその観光アピールを称賛する者は少ない。大半は怒っている。「まだ認識が甘い。」と。

そのうえで、"観光アピール"を賛同できない。「COVID-19を甘く見ている」との意見があるが!まさにその通りだと思う。
旅行先で体力が落ちてウイルスに感染するケースも考え、旅行を促すような発言は控えるべきだ。

政治家の発言を受けて、地元が混乱するのは当然のことだ。

「移動自体を制限する」という段階で、政治家たる身分が常識外れの観光アピールをしている。
「無症状の人は東京から」という問題ではない。
今やるべきなのは、無駄な外出を避けること。外出すれば体力は必然的に落ちる。
旅行でも体力は落ちる。というか、旅行先で緩んで帰還後に熱が出る。

観光アピールはウイルスが終わってからするべきだ。
今は、観光減退で行政が赤字してでも、守るべき市民がある。
都民への《不要不急の意欲》を煽ることがないようにしたい。

「地元の産業にダメージを与える」

それはわかるが、身分の高い政治家が、聞かれたからと言って発言する内容ではない。

観光アピールができないのは残念だが、都民に絞るのは嫌味や皮肉に聞こえるだけだ。

観光アピールをしたい気持ちはわかるが、東京都としては「観光を気にしない」重大局面なのだ。