障害者の報道の仕方がどうも苦手な話
更新しました。
・患者が周囲に八つ当たりしている
・患者が大声で喚いている
・患者が暴れている
というニュースや特集が話題になる反面
・患者だけどすぐに寛解した
・薬での調整に成功した
・自力ですぐに立ち直った
事例は報道しない。
軽い病状では、視聴率が取れないからだが、軽い症状で済んだ人達の物語も放送するべきである。
放送しないのは、尺が余る、視聴テンションが下がる、センセーションにならない、である。
コロナウイルスだって「軽い患者は知らないうちに感染を広めている」という怖いセンセーションな話にされている。
それはそうかもしれないが、「とても悪い人達だけをだして視聴率をとる必要もない」のだ。
私の不眠症は、1週間で寛解した。
つまるところ、「とても重症の不眠症の患者」だけをテレビ局はほしい。
どうやら、「寛解していない患者をVTR」、「寛解している患者は生放送」と使い分けている気がする。
私みたいにすぐに治療した事例はせいぜい5分程度だろう。
私がそういう番組しか見ていないからかもしれないが、どうも嫌だ。
簡単に治った不眠症患者がどうして重い不眠症患者と同じ目でみられるのか。
不眠症は怖い、不眠症は恐ろしい、不眠症は重い、そんな情報ばかりが視聴者に伝わっていないか。
私は、軽い不眠症だ。いや、不眠症であったかが嘘のように眠れている。
完全に、ではないが、私は寛解した。
症状が軽い奴は、貴重な患者とは見られない。
テレビ局は、軽い症状の取材もするべきだと思った。