障害者手帳所持者 (身体疾患)

あがり症、コミュ障、HSP、不眠症、身体疾患、不安障害

投手、最悪な[判断]

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学校の体育の授業で、私は教師とキャッチボールをしていた。教師は、自分の所までボールが届くことと私のコントロールがいいことをうけて、投手にすると告げた。しかし、私は《ソフトボール》の投げ方が嫌いだったのだ。《ベースボール》の投手なら喜んで引き受けよう。教師の言うとおりボールを投げてみたがボールは地面に落下した。ソフトボール的な投げ方は私に合わない。たった3球投げただけで投手を降板させられ、私はキャッチボールに戻った。あのとき、周囲が我慢できる生徒ばかりだったら、教師が我慢できる教師だったら、私は6球目で正常なストレートを放てたかもしれない。それからというもの、野球がトラウマになってしまった私は、キャッチボールすらあきらめて体育を見学するようになった。私にできるのは、バスケとサッカーのみだ。ソフトボールは私に向いていない。機会があっても二度と野球はしないだろう。あのとき、きちんと投げていれば、今頃は仲間入りできたはずだ。私がピッチャーになるという理不尽な選択肢。キャッチャーのサインもわからない私に向かってピッチャーになれと告げた判断、今でもわからないままだ。
あの時投げきっていれば、他のスポーツにも呼ばれただろう。キャッチボールができるからといって、内野手、外野手にしないで投手になるというのはできない。教師や生徒が我慢できていたら、よいストレートを投げる自信はあった。サインなどを理解する自信がない。私は投手を見て思う。彼らは凄い人達だと。