織田家がコロナウイルスになったら
織田信長
「コロナウイルスか。我が織田家も注意しよう」
佐久間信盛
「殿、コロナウイルスにかかりました。すみません」
織田信長
「な、なんだと、佐久間がコロナウイルスに」
佐久間信盛
「SoundCloudを聴いていたら急に発熱が酷くて」
織田信長
「蘭丸、LINEを持て」
森蘭丸
「はっ。LINEはこちらに」
織田信長
「佐久間がウイルスにかかった。全員会議をする」
佐久間信盛
「全員集めたら三密になりますぞ」
織田信長
「織田家のナンバー2が何を弱気なことを。LINEで送信」
LINE閲覧者
柴田勝家
「なにぃ。佐久間殿がCOVID-19に感染」
羽柴秀吉
「緊急幹部会でござるな、柴田殿」
柴田勝家
「貴様が幹部などあってたまるか」
滝川一益
「茶室は三密に含まれますか」
全員集結
明智光秀
「佐久間殿、殿に感染したらどうする。さっさと出ろ」
佐久間信盛
「殿は完全ガードしている。何時からそんな発言ができるようになった光秀殿」
織田信長
「いや、光秀の言うことも一理ある。佐久間、離れよ」
佐久間信盛
「は、はい」
織田信長
「織田領内でコロナウイルスの感染が確認された。まず、経済政策について言及できる者はいるか」
明智光秀・羽柴秀吉「庶民に10万円給付でどうです」
織田信長
「二人揃って同じ意見か。光秀は兵士に、秀吉は庶民に金を配れ。お前らももらえ」
柴田勝家
「10万円給付よりも、休業要請が先かと思うが」
森蘭丸
「柴田殿、休業要請というが、何万程度を想定しています?」
柴田勝家
「個人事業主には75万、複数店舗事業主には125万の追加資金を投じます」
織田信長
「織田領内から割けるものは割け。可能な限り死者を出すな。佐久間と濃厚接触している者は多い。俺も自宅隔離を優先する」
前田利家
「殿が自宅隔離を決めた。本当に」
織田信長
「俺が自主隔離で何が悪い、利家」
柴田勝家
「いや。悪くはござらん。藤吉郎、庶民に10万円をどう与える」
羽柴秀吉
「柴田殿は休業要請のことだけ考えてくれれば」
柴田勝家
「ちっ詳細は話してくれないのか」
織田信長
「毎日全員集結して会議を開くわけにはいかない。なにか手段はあるか」
滝川一益「ミーティングアプリと言うものがあります。これをインストールすれば、皆好きな場所でミーティングできます」
織田信長
「採用だ。いい意見も言えるのだな一益」
滝川一益
「私は茶室から会議に参加します」
織田信長
「そして緊急事態宣言をする」
明智光秀
「え、早いかと思いますが」
織田信長
「構わぬ。医療崩壊を防ぐ」
曲直瀬道三
「なんか呼ばれたけど、マジ大変なんだよねー手伝ってちょ」
織田信長
「対処は、曲直瀬殿に従うように。以上」