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木村花さん死去 ̄《社会は誰かが死なないと動かない》はもうやめよう ̄

更新しました。

「世間は誰かが死なないと動かない」というのは、大昔からの暗黙の了解で、死んでから言うのが決まりのようなものである。今回も、木村花という個人が死去したことで、「誹謗中傷は駄目」「これからは我々も訴訟します」という流れができつつある。

私は、かつての経験から、誹謗中傷を含むツイートを断固として報告してきた。相手がエスカレートしようが、誹謗中傷は完全に浄化しなければならない。との思いで、相手が何を言おうと味方だろうとTwitterに報告した。その効果はあった。Twitter上で私を誹謗中傷する者は一人のみになり、私について何も言わなくなった。

それはともかく、木村花という有名人の死去で日本は俄に動き出した。

Mastodon(マストドン)の一部は、「今後の誹謗中傷の法改正に対応できない」としてサービス終了を宣言。直近の誹謗中傷は、どれも木村花を理由に批判されている。

誹謗中傷に対する法改正が誰に有利になるかはわからない。とはいえ、TwitterやFacebookが本気になってくれればいいと思う。法改正に対応できる者のみがSNS競争を生き残る。
残念だが、世間は人が死なないと動かないというのは本当のようだ。
木村花さんが死去したことにより、それを理由に話が進んでいく。
というか、死因がわからない以上自殺したかは定かではない。世間では自殺となっているが、本当に自殺かは遺族に聞いてみないとわからない。私は様々な情報と遺書から自殺だと思っている。
我々がわかることは、《木村花さんはプロレスラーで、直前まで番組のファンに誹謗中傷のツイートをされて、そのツイートの多くは、木村花さん死後に消えている。番組は休止になり、継続を協議中で、番組参加者のみならず多くの著名人が悲しいと表明している。番組は台本があるかないかを指摘されている。世間では法改正を叫ぶ動きが広がっている》。ということだ。我々がここで番組参加者を誹謗中傷するのはおかしい。番組参加者はあくまでもスタッフありきで仕事をしている。番組参加者のTwitterアカウントを誹謗中傷する行為は悲劇の連鎖を生むだけだ。
とはいえ、番組参加者にも問題はある。事前まで気持ちを察知できず、誰の救いもない。
木村花に救世主はいなかった。国も警察も番組参加者も誰も助けてはくれない。
私のブログの《死亡》カテゴリーは、こんな形で使いたくはない。
木村花さんにとって不幸だったのは、【自殺する道具を買える金がある】ということだ。

私は彼女の何かを知っているわけではない。いや、番組を知らない世間の大半がそうだろう。
木村花との体験談から語る者もいる。そういう方々からの発信の方が説得力があるかもしれないが、一つだけいいたい。「社会は誰かが死なないと動かない」はもうやめよう。死ぬ前に動かないと時既に遅いのだがな。