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【書評】明智光秀 (文春文庫) | 貢, 早乙女

更新しました。

明智光秀 (文春文庫)

明智光秀 (文春文庫)

明智光秀の麒麟がくるをはやくみたいですね。

今日は明智光秀の小説を一つ。

この歴史小説、【後半からが勝負】みたいな感じになっています。

明智光秀は生きていたのか、明智光秀が生きているとしたら誰なのか。

明智光秀が生きていたとしたら、大坂の陣の意味合いも違ってきます。

明智光秀が、山崎の戦いで果たせなかったことを大坂の陣で行う。

そう考えると面白いです。

前半もまた面白い展開になっています。

まあ、私は山崎の戦いで明智光秀は死んだと思いますが、明智光秀が生きていたらさぞや面白い世の中になったでしょうね。

ドラマで全ての説を実行するのは難しいですが、できることなら光秀影武者説も実行してはどうでしょう。

私は、明智光秀の動機について理解することは生涯ないんだろうと思います。

本能寺の変を皆見たがっています。がっかりすることがないように、皆が納得する展開がみたいですね。

世間は、暴君討伐説ですが、私の関心事はやはり黒幕がいる説です。

私は謀反したことがありません。当然ながら、謀反する人の心境なんてわからない。

わかるとすれば、資料にある明智光秀の行動だけです。

明智光秀がどんな心境で謀反したのか。明智光秀の気持ちになって考えたところで何も浮かびません。

世の中、織田信長を恨んでいる者ばかりで、明智光秀がその中でも最大級の兵力を所持していたということなんです。

最終的に明智光秀が天下をとることはなかった。まあ、本能寺を急襲する卑怯者に天下の器はないのでしょう。